アクリル 加工・設置の注意点
アクリル板を加工される際の注意点・設置の際の注意点、及び消毒方法をご紹介致します。
フレームに組み込んだり、ボルト固定で使用される場合
アクリルは空気中の水分により吸湿膨張するため、取付時に隙間や緩みがないと、寸法膨張により歪み、反りが生じる可能性があります。
アクリル板とフレーム間、ボルトと取付穴径間に可能な限りクリアランスを設定してご使用下さい。
ボルトによる取付の場合は、過度にボルト締め付けるとアクリル板の膨張を阻害して反りまたはクラック(ひび割れ)の要因となります。締め付け過ぎないようして下さい。
設置場所の注意
アクリルは他の多くのプラスチック材料と同じように可燃性の性質を有しておりますので、着火源があると燃えます。また、離れていても落下したり倒れたりした場合、着火源に接触すると燃える恐れがございます。
消毒方法
弊社で使用している、国産メーカーのアクリル板は「次亜塩素ナトリウム0.05%水溶液」を含めた水系消毒液を塗布した柔らかいネルや布での拭き上げを推奨します。
ハイター・ブリーチなどの薄め方も、右記にて掲載されております。
長時間(15 分以上)浸漬または液付着させた場合、表面が白化する可能性がありますので、長時間の浸漬消毒は避けて下さい。
市販手指消毒液(70~80vol%)や消毒用アルコールを使用される場合、まれに、その加工方法(特にレーザーや火炎研磨)によって加工部分(特にエッジ部分)に応力が内在しているため、微小なクラック(ひび割れ)を生じる可能性があります。事前に目立たない部分でテストされることを推奨します。
(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)